薄毛の男性たちの救世主と期待される新薬「ザガーロカプセル」が発売されました。男性型脱毛症(AGA)の患者様は1000万人以上といわれており、 外見に対する男性の意識の高まりから専門医に相談する人が年々増えてきています。 そんな薄毛に悩む男性の救世主と期待される新薬が「ザガーロ」です。 2015年9月28日にAGA治療における効果・効能について有効性・安全性が承認され、日本での取り扱いが可能となりました。 ザガーロは「デュタステリド」を有効成分とするカプセル型のAGA治療薬です。 プロペシアよりも強力な発毛効果を持っているとされ、今後プロペシアにとって代わる薬として注目されています。 新薬ザガーロは、今までの製品(プロペシア)と比べて何が画期的なのか?ザガーロの主成分である「デュタステリド」はプロペシアの主成分である「フィナステリド」と同じく、 5α-還元酵素阻害薬に分類されますので、同様の効果が期待できます。 5α-還元酵素阻害薬は、T型、U型があり、どちらも、テストステロン(男性ホルモン)と結び付いて、男性のハゲ・薄毛を引き起こし、促進させる最も強力な男性ホルモンを作成する「5α-還元酵素」の働きを阻害し弱めます。 実際、臨床試験において、ザガーロ0.5mg の24週間の内服の結果は、フィナステリド1mgの同様の内服に比べて発毛効果が約1.6倍であるとするデータも発表されています。
また、効果効能についても、プロペシアは「男性における男性脱毛症の進行遅延」となっていますが、ザガーロは「男性における男性型脱毛症」となっており、より直接な効果効能が書かれています。 ザガーロの効果はどのくらいで実感できるのか?飲み始めて大体3ヶ月くらいで効果が出始めますが、一般的には効果の確認までには6カ月間の連日服用が必要と言われています。 途中で服用をやめたり、効果が出たからといって服用を中断すると、ほどなく元に戻ってしまいますので、 効果が実感できた後も内服を続ける必要があります。 副作用、その他注意点第U/V相国際共同試験の結果によると、プロペシア(フィナステリド)は179例中35例(20%)に対し、ザガーロ(デュタステリド)は 184件中30例(16%)の副作用発症が確認されているとのことです。 副作用は、ED・勃起不全、性欲減退・精液量減少などでプロペシアと同様です。 また、献血する場合は1か月以上休薬すること、子作りの時も1か月以上休薬した方が無難です。 ほとんどの副作用は、ザガーロの服用を中止すれば消失しますが、 しかし、ザガーロの消失半減期は、プロペシアの消失半減期3〜4時間と比べて、約3〜5週間と長時間のため、 副作用の消失にはそれなりの期間が必要だと考えられます。
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