「トレチノイン」は、シミ、しわ、ニキビ、に効果が期待できる塗り薬です。「トレチノイン外用薬」は、古い角質をはがし、肌の表皮細胞の生まれ変わらせることで、 シミ、しわ、ニキビ、に効果が期待出来る塗り薬です。 このような方におすすめします。 ・肝斑(かんぱん)を治療したい・レーザーの少しの痛みもイヤ・顔以外の体のシミも消したい・シミ・小じわ・くすみ・毛穴など、お顔トラブルが複合的にあるアメリカでもしわやニキビの治療薬として既に使用されています。「トレチノイン」は肌の生まれ変わりを促進させることで、しみ、しわのない肌に導きます。「トレチノイン」は主に、以下の効果があるとされています。 ・古い角質をはがすピーリング効果→古い角質をはがすことにより、肌の表皮細胞の生まれ変わりをうながします。・ターンオーバー(肌の表皮細胞の生まれ変わり)促進効果→肌の表皮細胞の生まれ変わりにより、古くなった細胞と一緒に肌の奥部にできたシミ(メラニン色素)の排出も効果的に行います。 通常では、ターンオーバーに約4週間かかりますが、2週間程度で生まれ変わります。・肌の内部でコラーゲンやヒアルロン酸を増やす効果→肌の表皮細胞の生まれ変わりにより、しわを改善し、お肌にハリを取り戻します。・皮脂の過剰分泌を抑える効果→オイリー肌やニキビ肌を肌質から改善します※ターンオーバーとは 表皮の細胞は表皮の深い層で生まれてから、徐々に表面に押し上げられ、やがて角質となり、最後は垢となって皮膚からはがれていきます。 この表皮の細胞の一連のサイクルを皮膚のターンオーバーと呼び、約4週間かかることが知られています。
「トレチノイン」の効果は1ヶ月くらいからあらわれはじめます。治療期間は、早い場合1ヶ月から効果が出始めますが、 顔のシミで2ヶ月以上、肝斑や皮膚が顔より厚い身体の場合はより長い時間がかかります。 小じわの改善を希望されるときには、半年以上続ける必要があります。 治療中は肌が敏感になっているため、日焼け予防や、保湿をしっかり行ってください。 使い始めてから数日-2週間前後でカサカサや赤みが生じてくることがありますが、 その後は皮ふが順応し、2〜8週間程度で、つらい炎症や痒みなどの症状は徐々に弱まっていきます。 長期間使用し続けますと効果が低下します。 医師が決めたサイクルに合わせて使用するのが効果的です。(例:3ヶ月使用して1ヶ月休む) 「トレチノイン」は「ハイドロキノン」と併用することで、さらに高い効果を期待できます。ハイドロキノンは肌の漂白剤と呼ばれており、 トレチノインとは違った働き方で美白効果を発揮します。 「トレチノイン」がターンオーバーにより、できてしまった肌内部のシミを排出し、 「ハイドロキノン」がシミを作り出す酵素を抑制し、今あるシミを押さえ、これからのシミを作らないようにすることで、 両方の作用から効果的にシミを抑えることができます。 また、「ハイドロキノン」は単体の使用では浸透が悪いのですが、併用によって、より深く浸透させることで、高い美白効果を得ることができます。
使用方法ハイドロキノンと併用の場合は、最初にトレチノインをシミからはみ出さないように塗り、乾いてからハイドロキノンを少し広めに塗ってください。
Step1 洗顔
お化粧、皮脂汚れを落とします。
Step2 保湿
化粧水でしっかり保湿をしてください。
Step3 トレチノインの塗布
少量のトレチノインを、しみの部分からはみ出さないように指か綿棒で薄く丁寧に塗ります。
Step4 ハイドロキノンの塗布
トレチノインが充分に乾いてからハイドロキノンを指で広めに塗ります。
注意点・目と口の周り1cm以内には使用しないでください。 ・用法用量を誤ると、逆に色素沈着や皮膚科へ行かざるを得ない状況になる可能性があります。 ・トレチノインの作用でターンオーバーが速くなると、多少剥けてきたり、赤くなったりしますが、ほとんどの場合、治療を続けることで赤みは治まるのでご安心ください。 ・治療中は肌が敏感なため、日焼け止めを塗り、日焼けしないようにしてください。 ・治療中は肌が敏感なため、治療中は保湿をしっかり行ってください。 ・妊娠中の方は治療できません。 |