近年になり、女性の脱毛が大きな社会問題になっています。加齢にしたがって、髪の毛が細くなってくる細毛化だけではなく、女性の男性型脱毛症や、円形脱毛症、など様々な症状が発生しております。
こんな症状でお悩みの方へ
女性の薄毛の悩み
今まで、髪は女性ホルモンが関係しているので女性の頭髪は薄くならないと言われてきましたが、近年薄毛の悩みは男性だけでなく、女性の中にも急増しています。その原因は、ストレスや過度のダイエットなどによる栄養の偏り、睡眠不足などの生活習慣によるものです。ストレスや生活習慣の乱れといった、いわゆる現代病はホルモンバランスや自律神経の働きを乱してしまいます。その結果、頭皮の血行が滞り、髪を成長させる「毛乳頭」や「毛母細胞」に栄養が行き届かず、発毛を阻害してしまうと考えられています。ストレスは仕事などから起こる神経の疲れや、十分な休息が取れない場合などに溜まりがちになります。特に規則正しくバランスの取れた食生活は、体調はもとより頭髪や地肌の健康にとって重要なファクターです。中性脂肪、コレステロールの多い食事をし続けることは血液粘性の増大を招き、頭部の血行不良を引き起こすことに。頭皮の栄養状態が悪くなると毛髪の栄養状態に直結してしまい、脱毛を引き起こす原因になってしまいます。過度なダイエットや偏った食生活は、頭皮にとっては非常に避けたい行為といえます。
女性の薄毛の原因
薄毛の原因の一つとしてよく言われているのが遺伝です。しかし近年の研究の結果、薄毛の原因の多くは遺伝ばかりではなく、さまざまな要因(ストレス・、加齢、生活習慣の乱れ)が絡み合っているのがわかってきました。女性に限らず30代後半から髪が細く、伸びにくく、ハリがなくなってくるようです。
- ◎ホルモンバランスの乱れ:更年期障害による急激な女性ホルモンの減少
- ◎ストレス:仕事や人間関係、家庭内の問題などのストレス
- ◎喫煙やアルコール:過度なアルコールや喫煙はお肌に良くなく、イコール頭皮にもよくない
- ◎生活習慣の乱れ:不規則な生活、睡眠不足や偏った食事
- ◎頭皮のトラブル:脂漏性皮膚炎、肌に合わないヘアケア用品の使用、過剰な頭皮マッサージ
- ◎過激なダイエット:栄養不足は毛の生成に必要なたんぱく質、ミネラルの摂取が不足
よくみられる薄毛の症状
◎びまん性脱毛症
症状としては頭の広い範囲に均等に起こり、全体の毛が抜けて薄くなります。特に頭頂部の皮膚が透けて見えるようになります。 これは中年以降の女性によく見られ、AGA(男性型脱毛症)と同じく、毛は成長することを休んでしまう休止期毛の割合が多くなり、その結果抜け毛が増えるようになり脱毛症が進みます。 しかし、男性型脱毛症と異なり、生え際の後退はなく頭皮全体の毛が抜けておりますので、脱毛部分の境界ははっきりしません。
◎分娩後脱毛症(産後の薄毛)
妊娠中、女性ホルモンが一気に増加します。それが妊娠後期にはエストロゲン(卵胞ホルモン:排卵の準備を行うホルモン)などの分泌が変化することによって脱毛が促進されると考えられています。また、出産前の胎児が急成長することによる栄養不足が原因ともいわれています。ただし産後半年〜1年ほどで自然に症状が治まる ため、他の種類の抜け毛や脱毛症に比べ、あまり心配する必要はありません。
◎卵巣機能や甲状腺機能の低下
疾患により、卵巣機能や甲状腺機能が低下するため、抜け毛が増える場合が20代や30代といった若い女性の間でも増えてきています。
当クリニックは「ドクターズヘアレディース導入病院」です。
ご質問・お問い合わせ・ご来院は、以下の「ドクターズヘア当クリニックページをみる」をクリックしてください。